他業種から見た美容の世界 vol.1 signal Takaya Sonoda

<多業種から見た美容の世界vol.1>

古着屋signal店長、SonodaTakayaさん

『自分の直感を信じて進んでみる』

美容の世界からアパレルの世界へ

*自己紹介・仕事紹介

古着屋signalの若き店長、出身は美容専門学校?!

<profile>

1993年6月20日千葉県船橋生まれの園田高也さん(25)現在下北沢で古着屋signalの店長を務める。美容専門学校卒業後千葉県にある古着屋デザートスノーでアルバイト経験を積んだのち21歳でsignalをopen今年で3年目を迎える。

<異色の経歴を持つ園田さんに7つの質問>

園田さんの中学生時代から専門学生時代のお話を聞かせてください。

お洒落というものに興味を持ち始めたのは中学生の頃くらいからでした。お洒落というよりかはもしかすると身なりに気をつける的なイメージだったと思います。中学生の頃は、お洒落に気を遣いすぎると逆にからかわれるみたいなところもあって(笑

それと同時に音楽や映画にも興味を持ち始めました。

◎どんな音楽を聴いていたんですか?

今になって思い返してみるとシンディー・ローパーやビージーズなどの洋楽を聴いていました。ただ中学生の頃はアーティストの名前はわかりませんでした。かっこいいなと思うものを聴いていました。小さい頃に親が車の中で運転をしながら聴いていた曲から影響を受けたんだと思います。80年代の洋楽が多かったですね。

今まで観てきた映画の中で何か影響を受けた映画や印象深い映画を教えてください。

映画は昔からジャンル関係なく好きでこれが一番いいというのはとても難しいですが

『ターミナル』と『キャストアウェイ』という映画は自分の人生観を変えてくれた映画だったなと感じます。どちらの映画もピンチを楽しむことが描かれていて自分自身の視野を広げてくれたというか前向きな姿勢の大切さみたいなものを学ぶことができたかなと思います。

 

◎中学生の頃から多くの刺激に囲まれて育ってきたんですね。

高校生の頃はどんな学生でしたか?

実は、高校生の頃『古着』に興味を持ち始めました。

古着を買う時はどんなところで買っていたんですか?

原宿、渋谷でしたね。当時自宅のあった習志野から雑誌で見つけたお店を地図で確認しながら1人で通っていました。アメカジが好きでその系統の服を買いに通っていました。

洋服と音楽が好きな高校時代を過ごした園田さんが

美容専門学校に行こうと思ったキッカケを教えてください。

当時、美容師という職業にも興味がありました。CHOKiCHOKiというお洒落な美容師が特集されている雑誌を当時読んでいました。その中で自分が気になったサロンに予約をとり通っていました。通っているうちに美容師という職業に興味を持ち原宿にあるベルエポック美容専門学校に入学しました。

美容専門学生時代の生活はどうでしたか?

朝早くから学校へ向かい授業終了後、放課後はひたすら技術向上に明け暮れていました。

すごく努力をしていました。国家試験課題を授業中で器用に身につけてしまう人もいれば

不器用で苦戦をしてしまう人もいて…..

シビアな世界を知りました。それと同時に美容師になることは大変だと実感しました。

美容学生2年目になると将来のことを本格的に考えだすと思うのですが

その時期はどんなことを考えていましたか?

周りの人が就活をする中で自分は就活をしませんでした。

就職のことを考えると周りの人はお金が…保険・待遇が…など色々話していて自分のことを考えるとそういうのじゃないな、何か違うなって思っていたんです。

自分のやりたいこと、本当に好きなことってなんだろうと考えたときにやっぱり

『古着に携わってみたい』と思いました。

卒業後の進路と就職後のことを教えてください。

自分自身筋は通したかったので美容師になるための国家資格を取得後アルバイトとして千葉県にある古着屋さんデザートスノーに就職しました。ありがたいことに就職後からファッション関係のイベントに誘われることが多くなりアパレル業界の知り合いが増えました。

自分のやりたいことがここにある、真正面から向き合える、勝負ができる、そんな場所が古着にはあると改めて思えたので、自分に自信をもつことができるようになりました。

現在、古着屋として働いていると思うのですが美容学生の時の経験が役に立っているなと思うことはありますか?

お店に来ていただけるお客様とのコミュニケーションの取り方は美容学生時代に経験した 様々な体験から得られたものだと思います。ヘアスタイルとファッションのバランスなどの  感覚的な要素も美容学生だったからこそより理解を深められたところはあります。

<店内の様子>

 モードで落ち着いた雰囲気の漂う素敵な空間。ブランド古着とヴィンテージを多く取り扱う。土日はお洒落な人たちの溜まり場となっていることもしばしば。

仕事をしている中で手応えを感じる時ややりがいを感じる時はありますか?

バイヤーとして海外へ服を買い付けに行くときや、お店に来てくださるお客様との感覚がリンクした時ですかね。自分が選んで並べた洋服をお客様に素敵だと思っていただけることが嬉しいですね。『感覚の共有』ができたときは手応えとやりがいを感じます。

◎美容師という職業は魅せ方が重要な職業だと僕は思っています。

古着屋もお客様に知ってもらう、手に取ってもらうことが大切に思うのですが

古着屋の魅せ方で何か意識していることはありますか?

『古着屋』この職業はメディアで取り上げられることも少なく、少しアウトサイダーなところがあるなって個人的に思っています。お客様にこの空間に直接足を運んでいただく、お客様と直接話す、お客様に直接洋服を手に取っていただくことが大事だなって思っています。

人間性込みで服を売っていくというか洋服にも空間にもなんでもこのお店全てに温度があってそこをリアルに伝えていくことそして感じてもらうことを意識してます。

美容業界とファッション業界はとっても近いところに存在していると個人的に思っているのですがアパレル業界からみて美容業界はどのように見えますか?

ブリーチのダメージ94パーセントカットなどを最近よく目にすることがありカラーやパーマ剤等の薬の発達が著しいななと感じます。その反面、昔に比べて労働条件が改善されてきたとはいえ、やはりまだ少し環境が過酷なように感じます。

少し話は変わるのですが、美容に従事している人が考えるお洒落と洋服に従事している人が思うお洒落には感覚的なところで少し違うところがあって面白いなと思います。これも美容学生をやってたからこそ感じる感覚かもしれません。

作品作りをする際などで上手く調和がとれた作品を作れたらより素敵だなと感じます。

最後にこれから就職活動をする人そしてマルチバーススクール生に一言お願いします。

今の時代はなんでもインターネットで調べることができます。本当の情報も偽りの情報もありふれています。だからこそ情報を鵜呑みにせず、自分の目で見て足を運ぶことそして一歩引いて物事を捉えることを忘れないで欲しいなと感じます。

周りに流されずに自分の直感を信じて

進路も情報も選び抜いていくことが時には大切だと思います。

向上心を忘れずに前向きに努力し続けてください。

今回、マルチバーススクール初めての試みで他業種の方へのインタビューを行いました。

実は、園田さんは僕が高校2年生の時からお世話になっている方です。僕が美容専門学校を決めかねてる時に相談に乗っていただいたこともあります。

signal店長園田高也さんが普段考えている事、真剣に仕事に向き合う中で思った事をインタビュー中に聞くことができ大変勉強になることばかりでした。

人間性込み込みで服を売る、知ってもらう、温度を服にもたせるなど、職人のような一面に感動をしました。

今回、インタビュー企画第1弾が園田さんで本当によかったです。素敵な時間をありがとうございました。


<お店の情報とその他諸々>

<住所> 東京都世田谷区北沢2−36ー2 

<TEL>  03-6407-8322

<営業時間>OPEN12:00~CLOSE20:00

<instagram>  http://instagram.com/signal150301/

<Takaya Sonoda>  http://instagram.com/t.k.y/.

<writer:サトウ レイ>  http://instagram.com/use_rei

<photo:Sho Makishima>  http://instagram.com/Sho_Makishima/

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